趣味

福崎町の妖怪プラモ「天狗」を作ってみた。組み立てと塗装レビュー

どうも、征矢です。

 

前回の河童プラモに引き続き、兵庫県福崎町がまたやってくれました。

妖怪プラモvol.1が河童なら、vol.2は天狗だ!

 

なんてカッコいいんだ、天狗。
すごいぞ福崎町観光協会。

 

この天狗、左手に何か持ってます。
これ、どら焼き
なぜ天狗がどら焼きを…。

と思ったら、ちゃんとこれも天狗の伝説にあるようで。

 

「逆さ天狗ともちむぎどら焼き」

昔々、日本には天狗という妖怪が空を飛び回っていました。
天狗は好奇心旺盛で、人間界におりてはいたずらをしていました。
ある日、福崎町の空を飛んでいた天狗は一軒の家を見つけました。
何かに惹きつけられるように天狗はその家へ降りていきました。
そこはすごく小さな家で”この家なら多くのいたずらができるぞ”と天狗はワクワクしていました。
天狗が家の中でいたずらをしようとしたその時、「誰じゃ!誰かいるんか!」天狗は驚きました。
その声の主はそう、柳田國男先生だったのです。
「天狗か。何をしに来たんじゃ」天狗はいたずらをしに来たとは言えず、とっさに「お腹がすいて…」と嘘をついてしまいました。
すると、柳田國男先生は、「そういうことだったのか。それではこれを食べなさい」そういってもちむぎどら焼きを天狗に手渡しました。
もらったもちむぎどら焼きはとても香ばしくておいしく、すっかりもちむぎどら焼きの虜になりました。
それから天狗は、好きな時にいつでも食べられるように、生家の近くに似たような小屋を建て、お腹がすいた頃に小屋から出てくるようになりました。
食べているところをみんなに自慢したいため、逆さになってもちむぎどら焼きを見せびらかせています。
いたずら心は昔から変わっていませんね。

 

ってことらしい。

前回は(何年間も)不在だった柳田先生も、今回は登場。
人外を前に、全くひるまない先生。さすがです。

なるほど、それで天狗がどら焼きを持ってるわけですね。

 

ちなみにもちむぎどら焼きとは、

兵庫県福崎町特産のもち麦は、一般的な小麦に比べ灰分が多く、高タンパク・高ミネラルで、β-グルカンを多く含んでおり、健康食品として注目されています。
播州福崎町名産のもち麦を使用した商品を是非ご賞味ください。

だそうです。

 

福崎町では、ちゃんと河童の人形だけじゃなくて天狗の人形も作成。
それがこちら。

 

「そろそろ出るで〜」

小屋からシャーッと出てきたと思ったら、スーッと後退。
名残惜しそうにピタッと止まって、そしてまた小屋の中へ。

 

「ワシ、たまに止まるねん」
「誰も服着せてくれへんねん」
「もう下ろしてくれへんか〜」

と、キレの悪い動きをみせては、自虐気味のご様子。

 

河童には「ガジロウ」って名前があったんですが、天狗には無いようですね。

 

でまあ今回はこの天狗がプラモになったよってことなので、早速Amazonでポチりました。

ではレビューしていきたいと思います。

 

 

妖怪プラモ「天狗」レビュー

 

パッケージ

 

まずはパッケージ。
前回と同様、やたらと渋い作りになっております。

手にはちゃんともちむぎどら焼き。

 

 

例によって、パッケージ裏に組み立て方(ていうかパーツ番号)が記載されています。
このいい具合に不親切な感じもたまらんですよ。

 

パッケージ側面には、もちむぎどら焼きの解説も載ってます。

 

そしてなぜか、河童は対象年齢は8才だったはずなのに、今回の天狗は15才に引き上げられております。
なぜだ福崎町!
8才児が河童を作って、

「こんなモンできるか!」

とブチ切れて抗議の電話でもあったのでしょうか。

 

 

組み立て&塗装

 

開封の儀を終え、中身を確認します。

 

河童のときはオレンジとベージュの中間のような色でしたが、今回は白っぽくなってますね。
塗装の色が映えるように考慮してのことでしょうか。

どっちにしろ前回同様、塗装と接着剤は必須となっております。

 

接着剤はABS素材専用、塗料はファレホを使用します。

 

特に組み立て順序とかもないので、適当に始めていきましょう。

ってことでまずは足から。

 

前後2つのパーツをくっつけるんですが、隙間が少ない!!
前回の河童はパーツとパーツの間に隙間がいっぱいできて、パテで埋めてやる必要があったんです。
なるほど、vol.2ってことでvol.1の不評だった点を修正していきているということか。

やるな福崎町観光協会!

 

続いて上半身。

 

あれ、こっちは微妙に隙間ができる…。
あっれ〜!?

 

やはりパテは必須なのか…。。

 

そして顔面。

 

白くてほぼ何かよくわからない。

これが天狗の長い鼻。

 

形だけ見ると、とっても卑猥なモノに見えてしまうのは、僕の心が邪なだけでしょうか。
きっとそうですね。

 

で、顔面に鼻をくっつけてやると。

 

あ、天狗だ。
ちゃんと天狗の顔してますね。

 

後頭部は、髪の毛のパーツがいくつかに分かれてるので接着していきます。

この天狗、後頭部ハゲです。

 

続いて両の腕。

 

いい筋肉してますよ、コレ。

 

そして上半身と両腕をくっつけると…

 

やだー!ガチムチじゃないですかー!
やだー!

 

しっかりと乳首まで備え付けられておりますよ。

 

あとは羽とか台座とか、羽とか腰布を切り分けていけばパーツは完成です。
その後は下地のサーフェイサーを塗っていきます。

 

いいですね、この銅像感。

 

サーフェイサーが乾いたら、まずは土台から塗っていきます。

下地の上から、黒っぽいグレー⇨白っぽいグレーの順番にドライブラシで色をつけていきます。

 

次は腰布。
パッケージを参考に、ミリタリーグリーンで着色していきます。

 

しゃれこうべのチャームがついてるので、そこは後で白で塗ります。
スカルがついてるなんて、ロックですね。
クロムハーツで買った腰布かな?

 

手に持ってる三叉の槍も。

中二心をくすぐるデザインしてるなぁ。

 

そして、いよいよ胴体を塗っていきます。
この天狗は赤い肌をしてるようなので、赤系で塗るんですが…。
誰かさん専用のモビルスーツのように、あんまり派手な赤だと安っぽいなあ、ってことで暗めの渋い赤で。

 

そういえばこの天狗、フンドシ履いてるんですよ。
しかもちゃんともっこりしてるんですよ。

で、このフンドシの色を迷ったんですね。

赤フンにしたら肌とかぶるし、潔く白フンにしようかと思ってたんですが。
いかんせんこの天狗、腰布が無駄にふわふわしたデザインになってるせいで、パンチラならぬフンチラするんですよ。
ここで白フンがチラチラ見えてたら、完全に誰得じゃないですか。

こんな後頭部がハゲた赤天狗のフンチラを誰が見たいんだと。

ていうか、下がちらちら見えないデザインの腰布にすればよかったのに、なぜ無駄にこんな手の混んだマネを…。

 

ってことで、男らしく黒フンにすることにしました。
これならフンチラしても、カッコいいもんね!

 

紆余曲折を経て、下半身完成。

 

 

そして顔を塗っていくんですが、これが細かいのでスゲー塗りにくい。

 

完全にやっちまった感。
でももう修正するのも面倒なのでいいにします(爆
(ピントがボケててすいません)

 

ちゃんと後頭部もね。

 

 

そして上半身が完成。

 

 

次は大きな羽です。

それぞれ3つのパーツをくっつけてくんですが。

 

なんだぁ〜この隙間はぁ!?

 

くっ…詰めが甘いぞ福崎町観光協会…!

 

色味ですが、真っ黒の羽だとちょっとくどいし、カラスの羽みたく青っぽい黒がいいなぁと思いまして。
青に黒をちょっと混ぜた色で塗ってみました。

 

 

んで。

上半身と下半身をくっつけて、ついでに槍も持たせます。

 

フンチラも。
ああ、白にしなくてよかった。

 

ちゃんとどら焼きも持たせて…

 

羽をつければ、はい完成!

 

塗装は別として、フォルムは非常にカッコ良いですね。
ハゲなのにカッコいいなんてちくしょう。

 

前回の河童と並べてテレビの前に飾ってます。

 

 

てな感じで、vol.2も一応完成しました。

 

 

福崎町の妖怪プラモはこれで出揃ったのかな?
vol.3もあるんでしょうか。
いやでも妖怪はもういねぇよなぁ…。

ま、まさか、柳田先生のプラモが出るなんてことないよね…?

 

出たら出たで買うけど。

 

 

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