生活

福崎町の河童「ガジロウ」プラモを制作!組み立て&塗装レビュー

どうも、征矢です。

 

兵庫県は福崎町には、とある伝説があるという。
その伝説とは、河童。

そう、河童です。

 

これは「妖怪談義」を記した、日本民俗学の祖である柳田國男氏と河童との物語。

 

福崎町には、市川という大きな川が流れています。
この川の騎士に駒ヶ岩という大きな岩がありますが、そこには以前、河童の兄弟、兄の河太郎(ガタロウ)と弟の河次郎(ガジロウ)が住んでいました。
二匹は、川へ水遊びにやってきた子どもの足を掴んで引きずり込み、「尻子玉」を抜いてしまうのです。
やがて、子どもたちは河童を怖がって誰も駒ヶ岩で遊ぼうとしなくなりました。
河童の兄弟は、自分たちのせいだと後悔しました。
河童の兄弟は柳田國男先生に謝ろうと、先生の家の前の池で帰りを待ちました。
兄の河太郎は池のほとりで、弟の河次郎は皿が乾くと困るので池の中で、それぞれ待つことにしました。
二匹は、何年も何年も柳田國男先生を待ち続けました。
とうとう兄の河太郎は頭の皿の水がなくなって、固まって動けなくなってしまったのです。
こうして河太郎は、池の畔で動けなくなったまま、今も巌橋の方を見て柳田國男先生の帰りを待っているのです。
一方、弟の河次郎は池の中にいたので、今でも池の中から出てくることがあります。
池の中をずっと覗いていると、尻子玉を抜かれるかもしれませんよ?

 

柳田先生、何年もどこ行った。

 

そもそも先生と河童の関係性がよくわからないわけですが、とにかく河童で有名なんですよ、福崎町は。
そして、福崎町は河童伝説をエサに、人を呼び込もうと「定住促進PR動画」なるものを作成しました。

その動画がこちら。

 

どぅっどぅっどぅっ
どぅっどぅっどぅっわっ♪

 

「これはビッグなジャンボだ〜!」

「ナイス尻子玉!」

 

なんだこのクソ動画は。
しかも無駄に長い。

 

「バッドジャンボだなコレは〜」

 

クソっ、こんなので…笑

コレを見て、誰が「よし!福崎町に定住しよう」と思うのだろうか。

 

 

そして福崎町では、河童が川から現れます。↓

 

話がだいぶ脱線してるんですが、とにかくこの河童がなんとプラモデルになってるんですね。
しかも福崎町の観光協会が販売してるんですね。
もう必死です。

 

そのウワサのプラモがこちら。

 

妙にクオリティが高い。

なんかオシャレだし。

 

ちなみにプラモになったのは弟の河次郎(ガジロウ)の方。
兄の河太郎(ガタロウ)は動けなくなっちゃったからね。

 

どうでもいいけど、「ガタロウ」っていうとどーしても画太郎先生が出てくるんだよなぁ。

 

前置きがだいぶ長くなりましたが、ガジロウプラモのレビューをしていきたいと思います。

 

 

河童プラモ「ガジロウ」レビュー

パッケージ

 

さてまずパッケージですが。

 

妙にオサレ。

いいですね、湖畔に佇む河童感。
いいですよ、この生々しい感じ。

 

裏面には、河童伝説と組み立て方の説明があります。

 

パッケージ裏に組み立て方とは、新しい。
しかも結構雑。笑

 

では開封して組み立てていきましょう。

 

 

組み立て&塗装

 

箱を開けてみると、こんな感じでブツが入ってます。

 

パーツ数は少ないですね。

ちなみに色分けはされてないので、塗装は必須です。
あと、接着剤も必要

最近のガンプラのように、「色分け済み・接着剤不要」というゆとりプラモとは違うのだよ!
ああ、めんどくさい(爆

 

しかもこのプラモ、ABS素材という特殊な素材でできてるので、通常のプラスチック用接着剤じゃあダメらしいです。
なのでABS素材専用の接着剤をAmazonでポチっとな。

 

それでは組み立てていきましょう。
特に組み立てる順番はないので、好きな部位から作っていってOK。

 

まずは土台となる岩から組み立てていきます。

3つのパーツを組み合わせて…

 

なんだぁ〜この隙間はぁ!?

 

設計が甘いのかどうか知りませんが、いかんせんパーツの間に隙間ができるんですよ。
これだと仕上がりに影響するので、しゃあなしで隙間を埋めるためのパテも購入。
しゃあなしやで。

 

パテを隙間にネリネリ埋め込んでやれば、後で塗装したときにキレイになってくれます。
こんな感じで。

 

背中の甲羅は2つのパーツを組み合わせます。

 

ゲルググのシールドみたいだな。

 

うむ、甲羅っぽい。

 

口は上顎、舌べら、下顎と3つのパーツを組み合わせるようになってます。

 

口の中も塗装するので、まだ組み立てはしませんけどね。

 

お皿と髪の毛はこんな感じです。

 

お顔。

 

腕。

 

 

ボディと足をくっつけます。
パテが妙に艶めかしいのはなぜだ…

 

そして尻子玉。
ややもすれば、おキャン玉に見えなくもないですね。

 

はい、このようにパーツが出揃いました。

 

全部くっつけてから塗装してもいいんですが、そうするとマスキングやらいろいろと面倒なので、先に塗装をしてから各種パーツを接着していきます。

ってことで、まずはサーフェイサーで下地塗り。

 

ちなみに、使用するカラーは安心安全水性塗料のファレホです。

 

サーフェイサーが乾いたら、土台から塗装していきます。
岩っぽくするために、ドライブラシで黒⇨グレー⇨白の順番で塗っていきます。

 

こーして

 

こんな風にね。

 

髪の毛は黒ベースに緑をまだらに塗ってみます。
ワカメだなこれ。

 

そして甲羅は亀仙人の甲羅をイメージ。
薄い黄色をドライブラシして、緑でゆるくスミ入れ。

 

ボティはいったん、ベージュで塗ります。
お腹とか腕の内側をベージュにして、背中とか顔、足を赤っぽい色で塗ってくイメージ。

 

そして次は口の中。

上顎、下顎の中は同じ色にして、舌べらはちょっと濃い目で。
歯は爪楊枝で白にしてます。

 

 

さていよいよ河童のメインカラーを塗っていくわけですが。

普通、河童って緑なイメージですよね?
でも福崎町の河童は赤。
赤河童なんです。

なので誰かさんの専用機のようなデーハーな赤じゃなくて、渋みのある赤でいきたいと思います。

で、塗っていったんですけどね。

 

けっこう派手だった。

 

ていうか、ドラクエかなんかの敵でこんな感じの色味のサルいなかったっけ??

まあいいや。

 

顔面も同じように塗って、口を接着します。

 

上顎をはめて…

 

舌べらつけて…

 

カシーン!

 

ああ、よかった。なんとか両生類っぽい。

 

あと尻子玉。
何色で塗ればいいのかわからんので、臓器をイメージして適当にピンクっぽく。
わざと雑に塗ってます。

 

ていうか、尻子玉って結局なんなんだってことで調べてみると。

 

【尻子玉】とは

人の肛門にあり、河童に抜き取られると腑抜けになると伝える、玉。

 

なんや全然わからんかったやんけ。

 

 

あとは尻子玉をもたせて、甲羅と皿とワカメ髪の毛を接着。

 

瞳はガンダムマーカーのスミ入れペンでシュッと。

最後に、全身をグロスバーニッシュ(ツヤ塗装)で塗って完成です。

 

 

 

いいですね、ウンコ座りして「コレ(尻子玉)食わねぇか」みたいなポーズ。

 

 

とまあ無事に一応の完成を見ました。

このプラモ、対象年齢は8才以上とあるんですが、正直なところけっこうムズいんじゃないの?というのが感想。
だってパーツに隙間あるし、ABS素材だし。

やはりアレか、お手軽なガンプラというぬるま湯につかって腑抜けた者には厳しい世界なのか。

 

んで今回の河童プラモですが、パッケージには「Vol.1」の文字が。

つまるところ、Vol.2があるんですよ!

さすが福崎町観光協会さんやで!
どんだけ定住してほしいんや!!

てことで、乞うご期待!!

 

⇨vol.2、できました。

 

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