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「ねこぶそう てんこ盛り」を組み立ててみたのでレビュー

どうも、征矢です。

 

まずもって私は、ネコが大好きであります。
そして同時に、メカも大好きであります。

 

片や生物にして柔軟で気まぐれ、可愛さの塊。
片や無機質にして硬質、ロマンの塊。

 

この両極にある存在が、まさかの融合を果たしたらどうなってしまうのか!?

 

そんな疑問に天下のバンダイさんが答えてくれました。

 

それがこの一品、「ねこぶそう」であります。

 

なんだコレ…

 

 

仰々しい複数の兵器の中心に鎮座する一匹のネコ。
その眼差しは今まさにカリカリに食いつかんとするソレであります。

 

どこか神々しい佇まいを見せるこのネコが背負うは、重武装された兵器たち。
まるでネコ界のGP03デンドロビウムのようだ…!

 

こんなプラモを作ってしまうなんて、なんということをしてくれたんだ。
やってくれたなバンダイめー!

 

Amazonで見つけて速攻でポチってたので、さっそくレビューしたいと思います。

 

 

「ねこぶそう てんこ盛り」とは?

 

そもそも「ねこぶそう」とは一体何なのか!?

説明しよう!

 

パッケージ文にはこうあります。

 

ねこぶそうとは

地球上のヒエラルキー最上位である、ねこたちのために開発されたメカの総称。
彼らの生活をより快適にすべく人類が作り出した愛の結晶「ねこぶそう」だが、人類の熱い思いとは裏腹に、いまやねこたちの遊び道具…。
それでもかわいいので結果オーライな人類なのでした。

 

「なのでした」じゃねえよ。

 

いい年したオッサンたちが集まってウンウン頭をひねりながらコレを考えたのかと思うと、若干心配になりますがバンダイなら良しとしましょう。
地球上のヒエラルキー最上位にいるなら仕方ないですしね!

 

で、「ねこぶそう」にはいろんな武装があるようでして。

・ねこ缶ポッド:3缶パックねこ缶を5セット装填しておりお得。反重力装置内蔵で軽い。
・ランチャーメカ:カリカリを発射可能なメカ。ねこたちのランチを準備する。
・タンクメカ:水のタンクを内蔵し、ねこたちの水分補給を担うメカ。
・ヘリメカ:迷子ねこの捜索や、木から降りられなくなったねこを救出するメカ。
・ジェットメカ:飛行しながらねこたちの周辺環境のパトロールを行うメカ。

 

これらの武装がフル合体した本作が「てんこ盛り」なのです!

 

これらが全部入って、Amazonでたったの1200円(くらい)!

わぁ〜、これはお得ですね!!
ホントにこのお値段でいいんですかぁ!?

 

と、開発室ではどこかの通販番組のようなトークが繰り広げられていたことでしょう。

 

対象年齢は15歳以上。
まさに大人のオモチャなのです。
愛の結晶だし。

 

 

組み立て

 

では早速組み立てていきましょう。

箱の中身はこんな感じでブツが入ってます。

 

ネコだけは組み立て式じゃありません。
すでに完成しています。

 

ハチワレの白靴下タイプのネコですね。
肉球もちゃんと再現されてます。

 

 

組み立て方は、メカ個別の組み立て方と全部を合体させる組み立て方の2通りあるようで。
まあとりあえずは一旦、個別に作ってみるとしましょう。

 

基本パーツ

 

基本パーツってか、まあパーツとパーツをつなげるためのコネクタです。

こんな感じで4つずつ作成。

 

 

ねこ缶ポッド

 

そしてミサイルもとい、ねこ缶ポッド。

まずはねこにカバー(?)をかぶせて…

 

ポッドを作成。

 

組み合わせると…

 

…なんとなくねこが困ってるように見えるんですけど。

 

 

ランチャーメカ

 

次、ランチャー。

パーツをパチパチとはめていくだけです。

 

あ〜、なんとなくランチャーっぽい。
砲台的なね。

 

 

ジェットメカ

 

そしてジェット。

 

なんかあんまジェットっぽくない…。

そして「そろそろ飽きてきた」なんて言えません。。

 

 

ヘリメカ

 

そんでヘリ。

 

やたらとごっついブレードが2枚。

 

 

タンクメカ

 

最後にタンク。

 

ああ、一番それっぽい。

 

 

合体!

 

それぞれ個別に作り終えたので、合体させていきましょう。
個別に創ったやつをいったんバラして、組み直さないといけない。めんどい。

 

そしてできたのが…

これだぁ!!

 

 

・・・・・・。

いや、これをどうしろというのか。

 

「いや〜いいのができたな〜」と眺めて酒の肴にするほどのもんでもないし、
飾っておいても意外と場所をとります。
よしんば飾ったとして、すぐにホコリが堆積することは目に見えているわけで。

 

我が家では残念ながらお蔵入りしそうであります。
無念でござる。

 

 

スミ入れ・ツヤ消し

 

ねこへの愛の結晶の割りにはプラスチック感てんこ盛りです。
見てわかる、やっすいヤツやでこれ。

 

なので多少なりとももう少し見栄えを良くしてやろうと。
適当にスミ入れとツヤ消し処理をしてやることに。
(スミ入れってのは、パーツのラインを黒色でなぞってやることです。ツヤ消しはプラスチックのテカリを消してマットな質感にすることです。)

 

ダメだ、変わらねぇ。

 

塗装することも考えましたが、いかんせんモチベーションが上がらない。

 

こんなことではバンダイさんから

「どうした、お前のねこ愛はその程度だったのか!?」

とお叱りを受けそうですが、

だってこのネコあんま可愛くないんだもん。

 

総評

 

はい、ということでね。
作ってみた総評したいと思います。

良い点と悪い点を僕の個人的な思いで述べます。

 

<良い点>

・手軽に組み立てられる
・自由にカスタマイズ可能

「ネコ」と「武装」っていう、相反するものを融合させたコンセプトは斬新で心くすぐるものがあって良いと思います。

 

 

<悪い点>

・武装がちゃちい
・全体的に安っぽい

やっぱりですね、肝心の武装がいまいちなんですね。
部品を裏返してみるとコレですよ。

 

めっちゃ肉抜きされてるやん!!

スッカスカですよ。

 

あとこれは技術的な話になるんですが、パーツを切り出すとき、ランナーとつながってる部分がパーツときわっきわなんです。

 

なのでゲート処理(つなぎ目跡を消す処理)もしにくい。

 

まあ、お値段相応ということでしょうか…。

 

ってこともあって、純粋にプラモデルを楽しみたい人向けの商品じゃあないかなと。
なんか変わったもの、面白いものを求めてたって人にはいいかもしれませんね。

 

 

 

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