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結果を出すための優先順位の付け方

どうも、征矢です。

 

この記事では、結果を出すための優先順位の付け方について解説していきます。

 

 

「現代人は忙しい」

 

なんて言われ方をよく耳にしますが。

 

最近では、今までと風潮も変わってきて「ライフワークバランス」だの「超過残業撲滅」だのと、

もっと人間らしい生活をしようじゃないの的な空気が出てきましたね。

 

それでも変わらずクソ忙しい日々を送ってらっしゃる方もたくさんおられるとは思いますが、

会社に勤めている僕個人としては、やはり残業は減ってきました。

おかげで家に帰る時間も早くなり、自分の時間が増えて喜ばしい限りです。

 

で。

忙しい人もそうでない人も、皆さんはどんなことに時間を使っていますか?

 

今回焦点を当てるのは、1日24時間という限られた時間の中で結果を出すために

何を優先的にすべきかというトコロ。

 

この話は仕事とか副業とかに限らず、「人生レベル」での本質的な話になります。

 

ではでは、いってみましょう。

 

 

結果を出すための優先順位の付け方

 

「緊急度」と「重要度」

 

会社で働いている人はわかると思いますが、

 

「優先順位をつけて仕事をしろ」

 

なんて言葉は耳タコではないでしょうか。

 

でも結局、「何を優先すべきか」はお客さんや上司の一言でコロッと変わったりすることが多々あります。

つまりは声の大きな人間の発した言葉が優先されてしまうわけで。

 

客・上司→優先度高

自分→優先度低

 

会社ってそういうところです。

 

 

でも、そんなのは健全な優先順位の付け方ではありません。

 

 

ここで、ある有名な優先順位の付け方を紹介します。

有名なのでご存知の方もいると思いますが。

 

人間の活動は、「緊急度」と「重要度」で大きく4つに分けることができます。

 

①緊急で重要なこと

②緊急ではないが重要なこと

③緊急だが重要ではないこと

④緊急ではなく重要でもないこと

 

優先順位で言えば、①から順番に高くなります。

 

図で表すと、こんな感じ。

 

では、それぞれ具体的な内容を見ていきましょう。

 

 

①緊急で重要なこと

 

ここに当てはまるものは、

 

・トラブル

・病気や事故

 

など、自分や家族や会社などに大きな損失を与える可能性があるものや、

生命の危機に関わるようなことです。

 

これらは緊急かつ重要なので、最優先で対応しないとエライことになってしまいますね。

 

ですが、実はこれらの多くは「起きないように準備・対策しておく」ことが可能なものです。

 

 

お客さんからクレームを受けないようにフォローをしっかりしておいたり、

普段から病気にならないように健康的な生活をしたり、

納期ギリギリではなく余裕を持って仕事をしたりすることでリスクを下げられますよね。

 

もちろん、犯罪や事故に巻き込まれたり、100%防げるものではありませんが、

極力起きないように気をつけることはできます。

 

①はインパクトが大きいため、集中的に取り組む必要があります。

また同時にいくつも抱えることはできません。

 

なるべく日々の生活や仕事の中で、起きないようにすることが重要です。

 

 

②緊急ではないが重要なこと

 

この②が、極めて重要になってきます。

ここに当てはまるのは、

 

・自己研鑽(勉強や自己啓発など)

・準備や計画

・予防

・リスクヘッジ

・人間関係の構築

 

などです。

 

緊急度としては高くないので、ついつい後回しにされがちなんですが、

本質的には①よりも重要なことです。

 

なぜなら①を起こさないようにする対策がこの②にあたるからですね。

 

トラブルが起こらないようにしっかりと準備・計画したり、

病気にならないように予防しておいたり、

万が一何か起きても大丈夫なように保険をかけておいたり、

良好な人間関係を保っておいたり、

目標達成するために自分を高める努力をしたりすることです。

 

 

これらは目に見えて良い結果がわかるものではない上、場合によっては無駄になることだってあり得ます。

なので大事なことだというのはわかってるけど、なかなか重い腰が上がらない。

 

ここにいかに時間をかけられるかで、その後のパフォーマンスや結果、もっと言えば人生レベルでかなり変わってきます。

 

 

③緊急だが重要ではないこと

 

ここに当てはまるのは、

 

・急な頼まれごと

・電話

・飲み会、遊びなどの誘い

 

などです。

 

その場で判断を下す必要があるけど、さして重要ではないことがらですね。

多くの人は、ここに時間をたくさんの使う傾向にあります。

 

仕事をしていればポンポン人から仕事を振られたり、電話がわんわんかかってきたりして

本来やらないといけないことに手がつけられないなんて経験ありませんか?

 

プライベートでも、友人から誘われたりすると、やらないといけないことをほっぽって

ついついそっちに行ってしまう。

 

これらは重要な②を邪魔する要因になることが多いですから、重要でなければなるべく断ったり

避けたりするほうがいいです。

 

 

④緊急ではなく重要でもないこと

 

もうこれはおわかりですね。

 

・テレビ

・ゲーム

・ダラダラする

・ネットサーフィン

 

とかです。

まあ、無駄な時間ですね。

 

 

といっても、これらの行為が全くダメというわけではないです。

 

ただ無目的に、

 

「ヒマだから」

 

とか

 

「他にすることないから」

 

といった理由でボーッとテレビを観たりゲームをするのは完全に時間の浪費ということです。

 

 

そうではなくて、ちゃんと目的を持って行う分には問題ありません。

つまり、これらを②の事柄として行うわけです。

 

テレビやゲームも、市場のリサーチに使えるかもしれません。

息抜きすることで、次の重要度の高い仕事のパフォーマンスを上げることができます。

リラックスしてるときにアイデアが浮かんでくることだってあります。

 

このように意味付けしてやることで、

時間の無駄でしかない④の行為を、②に昇華させることができるんですね。

 

 

①〜④まで見てきましたが、一番時間をかけるべきは②です。

そのためには①、③、④に割く時間を極力減らす努力をしなくてはなりません。

 

こんなイメージです。

 

 

「忙しい人」は仕事ができない人

 

常に仕事に追われていて、「忙しい」が口癖のような人っていますよね。

聞いてもいないのにやたらと「忙しいアピール」をしてきたり。

 

彼らはホントに忙しいんでしょうか?

 

今度そのような人を見かけたら、ちょっと彼らの仕事を観察してみてください。

多くの場合、③の仕事ばかりをやっているはずです。

 

③の仕事というのは「他人からやってくるもの」です。

要は、他人の都合で振り回されているだけなんですね。

 

そして②がおろそかになり、やがてトラブルやクレームに発展し、①に追われることになるでしょう。

 

こういうのは典型的な「仕事ができない人」です。

 

自分を客観的に見ることができず、仕事を振られることを「頼りにされている」と勘違いし、

常に仕事に追われ忙しくしている自分に酔いしれているわけですね。

 

 

本当に仕事ができる人は、自分のキャパシティを超える仕事や、③にあたる仕事は極力避けるようにします。

一番重要な②の仕事を優先的にこなし、余った時間で③の仕事を消化していきます。

 

決して彼らが忙しくないわけではなく、自分が定めた計画に沿って仕事をしているわけなんで、

忙しいのも「計画のうち」なんです。

なので慌てることもありません。

 

よって余計なトラブルは未然に防げているし、仕事に追われて周りが見えなくなるようなこともありません。

他人に左右されることなく、自分で仕事をコントロールしているんです。

 

 

そしてこれはプライベートや人生全般にも当てはまります。

 

痩せようと思いながら運動をサボったり、

副業で結果を出そうと思いながらテレビとゲームばかりだったり、

趣味に没頭するあまり家庭崩壊を起こしたり、

会社の仕事以外に何も楽しみや生き甲斐を見いだせなくなったり…

 

どれも③や④ばかりに時間をかけているせいで、目的を達成できないばかりか

トラブルばかり抱えることになります。

 

 

「緊急ではないが、重要なこと」をやらない人は、本当に人生を損します。

 

それをちゃんとやっている人とでは、人生の質に埋めようがない差となって表れてくるんですね。

 

仕事やプライベートといった枠にとらわれず、

「自分は今、何を優先すべきか」を意識して日々の行動に活かしていきましょう。

 

出社してすぐ、頼まれ事に手を付けることが重要ですか?

家に帰ってすぐ、テレビの電源を入れてくつろぐことが重要ですか?

 

失った時間は二度と戻ってきません。

 

人生の主導権を握るためにも、自分の行動を今一度見直してみることをおすすめします。