どうも、征矢です。
「努力してるのに、なんかうまくいかない」
「がんばってるのに、結果が出ない」
っていう経験がある人の多いと思います。
僕も例に漏れず。
世間じゃあ
「報われない努力は無い」
とか言われたりもするけど、ホントのとこどうなんだと。
努力することが常識的に美徳として考えられてるけど、どうにも言葉だけが独り歩きしてる感が否めなかったので
改めて努力ってものについて考えてみたんです。
がんばってるんだけど、なーんか努力が実らないって人の特徴と対策についてまとめました。
目次
努力が報われない・結果が出ない人の特徴
目標があいまい
よくあるのが、
「良い結果を出したい」
「お金持ちになりたい」
「もっと良い生活をしたい」
みたいな、フワッとした目標しかないケース。
目標を持つことは良いことなのに、これだと「なんとなくこうなりたい」っていう曖昧な
目標でしかないので、着地点がわからないわけです。
自分はどこまで行けばいいんだと。
マラソンでも42.195キロっていう具体的なゴールがありますよね。
あれと同じで、目標には明確なゴールが必要。
例えば
・部長になる
・月収100万円になる
・新築一軒家を買う
といったような、目に見えてわかる具体的なゴールを設定すべきです。
そうすれば「自分がどこまで走ればいいのか」がわかるので、努力も続けられるかと。
勉強して満足している
これもよくある話。
っていうか、僕もその気があるんですが笑
けっこうみんな、勉強するのは好きなんですよね。
ビジネス書を読んだり、資格の勉強したり。
なんですけど、勉強したら「いや〜、良いこと学んだなぁ!(゚∀゚)」と、それで満足してしまってませんか?
知識を自分の頭の中にインプットするだけでは、現実は何も変わりません。
「モテモテになる方法を知っている」
「100万円稼ぐ方法を知っている」
だけじゃ、モテるようにはならないし、100万円も稼げない。
実際にその方法を実行に移さないことには、欲しい結果は得られません。
インプットをしたものを、アウトプットして初めて結果に繋がるわけです。
なのになぜか、アウトプットを疎かにしがち。
勉強(インプット)は、目標を達成するためにするものであって、知識欲を満たすためにするものじゃありません。
そこんとこを履き違えないように注意すべきですね。
努力の基準が低い
「努力はしてるんだけど、結果が出ない」
って言葉を耳にしますが。
頑張ってはいる、と。
ただし、その頑張りは「どのくらいの」頑張りなんでしょうか?
「努力」っていう言葉は、実はとっても曲者です。
「努力すれば結果は出る」
「努力します」
「努力が足りない」
努力、努力、努力…。
幾度となくこの言葉を聞いてきているでしょう。
でも、その言葉に騙されてはいけません。
あなたの努力と、他人の努力では中身に差があります。
例えばAさんが筋トレをしてるとして。
Aさんは毎日、体重を落とすためにスクワットや腕立て、腹筋を鍛えています。
筋トレするたび、
「いや〜今日も頑張ったな!」
と。
ところが1ヶ月後、体重にも見た目にも変化無し。
「あんなに努力したのに…」
と落胆します。
それに対して、友達のBさんは。
同じように毎日筋トレをしますが、同時に体重も毎日測り、食事もタンパク質を多めに摂取し、睡眠も十分に取ります。
また、筋トレの方法も日々研究して、自分に合った筋トレの方法を試しながらトレーニング。
週1回のペースでジムに通い、トレーナーからアドバイスをもらって実践しています。
そして1ヶ月後、Bさんは目標通り体重を落とすことができました。
さて、この両者の違いは何でしょうか?
AさんもBさんも、どちらも「努力」していると言います。
ところがこうして客観的に見てみると、明らかにBさんの方が努力してます。
でもAさんはAさんで、Aさんなりに努力してるわけです。
ここに落とし穴があるわけですね。
BさんがAさんを見たら、「アイツ全然努力してねーじゃん」と。
AさんがBさんを見たら、「え、そんなに頑張ってんの!?」と。
Aさんの「努力の基準」と、Bさんの「努力の基準」が違ってるってことです。
これは誰にでも言えることで、自分では努力してるつもりでも、他人から見たら全然足りてないことだって十分あり得ます。
結局のところ、「努力」って言葉は「あいまいな目標」と同じ。
「がんばります」では、「何を」「どのくらい」頑張るのか自分も他人もわからない。
努力の基準がイチローのように極限まで高ければいいんですが、恐らく普通の人はそんなことはありません。
なので「努力する」じゃなくて、「◯◯回やる」「◯◯キロ走る」「週◯回ジムに行く」のような、具体的な数字目標にしてやれば、
誰の目から見ても明らかになります。
こうしてその基準値を上へ上へと上げていけば、自然と自分の努力の基準値が上がっていくことでしょう。
やり方・方向が間違っている
目標を達成するのに努力は必要ですが、その努力が「正しい努力」であることも必要です。
目的地(目標)が北海道なのに、沖縄に向かって進んでたら、いくら努力しても一向に目的地に着きませんよね。
例え進む方向が合ってたとしても、徒歩で向かってたら死ぬほど時間がかかります。
このように、目標達成にはそれに見合った努力の仕方が存在します。
それを間違えて、とんちんかんな努力をしてるから目標が達成できないことになる。
で、この「正しい努力」って、意外と自分ではわかったつもりでもわかってないことが多いです。
振り返りをしない
これもついついやってしまいがちなんですが、何か行動を起こした後、効果を検証せずに放置するケース。
行動を起こすことは良いんですけど、それがホントに目標達成のために効果があるかどうかは別の話。
全く効果が無い行動を続けることほど、残念無念なことはありません。
確かに、効果の検証ってめんどくさいんですよね。
それよりは、行動を続けた方が前に進んでる感じがする。
でもそれは、勘違いです。
自分の行動が効果を上げているか、それを振り返ることは「今の自分の位置」を確認することです。
目標地点までの道のりを進んでるのか、道を外れてしまってるのか、それを都度都度確認することが必要。
確認なしに正しい道を進めるのは一部の天才だけ。
ほとんどの人間は、最初からまっすぐなんて進めません。
あっち行ったりこっち行ったり、たまには逆戻りしてみたりしながら、目標にすこしずつ近づいていくもの。
今の自分の位置を確認して、間違った場所にいたら修正して、もっと速く進むにはどうしたらいいか検証して、
っていうことをしながら前に進んでいくんです。
その振り返り行為が、よく言う「PDCAサイクル」ってヤツですね。
プランを立てて、やってみて、検証して、改善する。
目標達成するには、この振り返り行為が必須なんです。
独学でやろうとしている
何か新しいことを始めるとき、「とりあえず独学でやってみる」って人が多かったりします。
まあ気持ちはわかるんですが、コレ、すっごい効率悪いです。
とりあえず自分だけでやってみるので、まずいろいろと手探りで始めることになります。
ネットで調べたり人から聞いたりしながらとはいえ、ゼロからやらないといけない。
その上、正しいやり方が分からない。
ホントは他にもっといいやり方があったとしても、それを知らないためにめっちゃ効率悪い方法でしかできないなんてことはザラ。
なので結果も出にくく、「やっぱダメだ」と諦めることになる。
もちろん、1人で学ぶことは必要です。
ですけど、それはある程度経験を積んでからでいいんです。
特に最初は、自分一人でやってるとかなり遠回りをしちゃったり、明後日の方向に飛んでっちゃったりする恐れがあるので要注意。
やるべきこと
と、がんばっても結果が出ない人の特徴を挙げてみました。
上で書いたようなことをちゃんとおさえていれば、理論上は結果がでます。
でも、
「わかってるけど、それができないんだよ!」
なんです。
僕もそうですが、人間は弱い。
すぐに楽な方へ流れます。
がんばってはいるけど、めんどうなことはしたくない。
何かうまくいってない気がするけど、見たくないものにはフタをする。
じゃあ実際にどうすればいいか。
人に教えてもらう
これに尽きます。
ていうか、これしかありません。
結果を出したかったら、人に教えてもらうしかありません。
独学でやって結果が出ないなら、人から教えてもらう他に手は無いですよね。
ところが、意外とコレをやる人が少ない。
学生時代は先生がいて、当たり前に教わってたはずなんですが、社会人になるとどうも人に教えを請うことに抵抗を感じるようになります。
大人になってから教わるのが恥ずかしい
人にバレたくない
自分のペースで学びたい
時間が無い
お金が無い
とかいった理由をつけて、なーんか教わることを避ける傾向にあるんですが。
人に教えてもらうことは、思いの外メリットがあるもんです。
人から教わることの3つのメリット
人から教わることのメリットとして、3つあります。
<メリット①:ショートカットできる>
当然ですが、独学でいろいろ調べながら実践するのと人から教えてもらうのとでは、学習スピードが段違いです。
時間も労力も、圧倒的にショートカットできます。
自分1人だったら失敗したり修正したり後戻りしたりしながら1ヶ月かかるようなことを、教えてもらうことで1週間、
あるいは1日で習得できる可能性もあります。
<②フィードバックが得られる>
教えてくれる人がいると、自分が実践したことを「もっとこうした方がいい」とか「これもやった方がいい」みたいに
具体的なフィードバックがもらえます。
言わば、自分が進むべき方向を指し示してくれるわけです。
具体的なフィードバックが無いと、自分がやってることが正しいのか間違ってるのか、他にできることは無いか、
それらを判断することができません。
自分でぐるぐるPDCAを回していかないとわからないことを、即座に教えてくれるわけなので非常に強力です。
<③強制力が働く>
自分1人だと、なかなか自分をきっちり管理することが難しいです。
相当に意思の強い人ならいいですが、普通はムリ。
そこで、人から教えてもらうことで「やらざるを得ない」状況にできます。
「これをやった方がいいよ」「こうした方が結果が出るよ」と教えてくれたことは、やりますよね。
むしろやらない方がおかしい。
他人からの指示とかアドバイスには「やらないといけない状況にする」っていう効果もあるわけです。
こんな感じで、人から教わることは絶大なメリットがあります。
自分1人で悩みながらチマチマやるより、とっとと教えてもらって短期間で実力を付けた方が遥かにお得です。
結果を出している人を観察する
何か新しいことを始めるときは上で書いたみたいに人から教えてもらうのがいいですが、会社で出世したいとか、
今いるコミュニティの中で結果を出したい場合はどうするか。
人に教えてもらうっつっても、コミュニティの中にいる人にお金を払って教えてもらうわけにもいきません。
そんなときは、「結果を出してる人」を見つけて、徹底的に観察してみましょう。
その人が普段何をしてるか、どんな風に仕事をしてるのか、どうやって人とコミュニケーションをとってるのか。
できれば複数人そーゆー人を見つけて、その人たちに共通することを分析します。
すると、必ず「自分がやってないこと」とか「自分には足りないもの」が見えてくるはず。
あとはそれを自分に取り入れていけばいいわけです。
そのときに大事なのが、その人の行動にばかり囚われないこと。
なぜその行動を取ったのか、どういう意図でそうしてるのか、その人の「思考」を意識しましょう。
例えば
「会議前にアジェンダを作り、進行役を買って出る」
という行動であれば
「うまくメンバーを自分の意図する方向へ誘導するため」
=「自分が主導権を握ることで有利に仕事を進められる」
というような意図があるかもしれません。
行動にばっかり注目してても、あんまり意味が無いです。
その行動だけを真似してみたところで、その場面でしか適用できないですから。
その人が「どういう思考で行動してるか」を観察してトレースしていくことで、あらゆる場面で適用できます。
まとめ
てことで、頑張って努力してるのに結果が出ない人の特徴とやるべきことについてでした。
やるべきことは、「人に教えてもらう」「人を観察して自分に取り入れる」こと。
これらに共通するのは、「人から学ぶ」ってことです。
つまり、結果を出してるお手本や先生を見つけて、その人に倣うことで自分も同じように結果が出せるようになると。
自分1人で結果を出せれば言うことはありませんが、そんなことができる人は稀。天才。
1人で結果が出ないと悩んでないで、まわりにいる「生きたお手本」から学ぶことが大事です。
ぜひあなたにとっての「お手本」を探してみてください。