自己啓発

あなたは大丈夫!?「社畜」かもしれない人の10の特徴と対策

どうも、征矢です。

 

「社畜(しゃちく)」、それは現代日本社会の闇。

 

朝から晩まで身を粉にして馬車馬のように働くことが美徳とされた時代は終わりました。

ブラック企業や長時間労働、残業代未払いなどが社会問題として取り上げられるようになり、
世間は「働き方」というものの見直しに迫られています。

 

ところが。

そんな状況の中でも、社会には「社畜」と呼ばれるような旧態依然とした働き方をする
サラリーマンたちが存在します。

 

最近は哀しき社畜の姿を描いた漫画もあったりして、哀愁を誘うストーリーに共感の涙を流すサラリーマンがいたりいなかったり。

 

そんな皮肉タップリに呼ばれる「社畜」の恐れがある人の特徴を見てみましょう。

あなたは大丈夫すか!?

 

 

「社畜」かもしれない人の特徴と対策

「社畜」の意味

 

「会社の家畜」と書いて「社畜」、その恐ろしい言葉が意味するものとは。

 

社畜と聞くと、会社員全般が当てはまるように思う人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
同じ会社員でも、社畜傾向の強い人とそうでない人がいます。

 

社畜とは、

「会社から与えられる権利や給料と引き換えに、「自己」を放棄した隷属社員」

のこと。

 

会社(上司)の忠犬のように動き、自分を顧みない勤勉さを見せます。
しかし自分の価値観や感情を押し殺し続けたせいで、マヒして思考停止状態に陥っています。

会社を中心とした自分の生活が絶対的なものだと盲信しているのです。

 

社畜にも種類があって、

根性論マッチョ型の「体育会系社畜」

ネガティブ内向型の「草食系社畜」です。

 

体育会系社畜は、いわゆる昔ながらの気合と根性でゴリゴリ仕事をするタイプ。

かつては、「企業戦士」とか「モーレツ社員」なんて呼ばれてもてはやされた時代もありましたが、もはやそれは過去の遺物。
しかしサービス残業・休日出勤は当たり前、会社を休もうもんなら親の仇のように非難する風潮が未だ日本のサラリーマンの根っこには残っているのかもしれません。

 

草食系社畜は、気が弱く上司や同僚に思ったことが言えず、空気を読むことに全力を注ぎます。
能力が低いわけではなくても、イエスマンになりがちでストレスを抱え込み、精神を病んでしまうことも。

 

近年になって「ワークライフバランス」なんて言葉が出てきたように、仕事漬けの生活を見直すような動きも出てきています。
ですが、残業を減らしたり早く家に帰るといった表面的な部分だけ変えても、意識まではそう簡単に変わりません。

ホワイトな職場であっても、やはり社畜は社畜。

自宅でも仕事のことを考えてばかりだったり、仕事を持ち込んだり、或いは仕事を取り上げられた屍のようにになっていたり。

 

まあ何にせよ、良い状態ではありません。
いや、全然良くない。

 

ということで、社畜診断してみましょう。

 

 

社畜の10の特徴

 

社畜の特徴を10個ほど上げてみました。
あなたはいくつ当てはまるでしょうか。

 

1.仕事をがんばる自分に酔っている

 

会社に対して不平とか不満が無いわけじゃない(むしろけっこう文句ある)んですが、文句を言いながらもしっかり仕事をする自分に陶酔。

仕事をがんばることは大事ですけど、「文句言いながらもがんばってるオレ、かっこいい!」的な自己陶酔はヤバイ。
ていうかイタイ。

 

 

2.自分の仕事に対する姿勢を他人にも要求する

 

「毎朝早朝出社、進んで残業、社会人なら当たり前!!
え?有給休暇?ふざけてんの?」

個人でそれをやる分には構わんのですが、それを他人にも要求してくるのはかなり危険。
いつからお前のルールが会社のルールになったんだ。

 

 

3.指示されたことしかやらない

 

いわゆる「指示待ち人間」です。

思考停止してるがゆえに、決まった通りの動きしかできない。
まっさきにロボットに取って代わられるヤツ。

 

 

4.「すいません」が口癖

 

別に悪いことしたわけでも、責めてるわけでもないのに「すいません」。

謝り癖は、自信の無さの表れ。
なんでも「おっしゃる通りです!」になってません?

 

 

5.残業を前提としたスケジュールになっている

 

そもそも最初から残業ありきで仕事をしてる人。

そうしないと終わらない職場環境にも問題ありますけど、そこに疑問を持たないのもどうかと。
「定時」って言葉知ってます?

 

 

6.家に帰っても特にすることが無い

 

帰宅後。

テレビ見て、一杯やって、風呂入って、ネットして……
他は特にすること無いな。さて明日も早いし寝るか。

人生、それでいいんすか。

 

 

7.プライベートでも会社の人間と過ごすことが多い

 

休みの日だろうが会社の同僚とメシ、飲み、カラオケ、ボーリング。

いつも顔を合わせてるメンバーで、いつもと同じような場所で、いつもと同じような会話で
「うぇーい!!\(^o^)/」
と盛り上がるのもいいけど。

つまらなくないですか?

 

 

8.お金は「貯めるもの」と思っている

 

お金はコツコツ貯めるもの。そのためにせっせと節約・節制。
そして預金残高を確認してはニンマリ。

そのお金、何のために置いてるんですかね?

 

 

9.行動基準は「他人からどう見られるか」

 

「自分がどうしたいか」じゃなくて「他人から受けがいいか」を基準に行動。

人の目ばっかり気にして、自分の人生ないがしろにしてませんか。

 

 

10.大事なのは時間よりもお金

 

「お金を使うくらいなら、時間を使った方がマシ!!」って人。

使ったお金は取り戻せるけど、失った時間は返ってきませんよ?

 

 

社畜だとヤバイ問題

 

はい。

社畜的な特徴を上げてきましたが、そもそも社畜だと何がヤバイのか。
その人のタイプにもよりますけど、こんな恐ろしいことになっちゃいますよ。

 

過労、ストレスによる疾患

 

長時間労働で肉体は疲弊し、自分の感情を押し殺すことによるストレスで精神は摩耗していきます。

それが続くことで心身ともにボロボロになり、体を壊したり鬱病といった精神病を患うことに繋がります。
そうなってしまうともう、仕事どころじゃありません。
通院、入院生活になり自分も家族も大変な被害を被ります。

 

 

セルフイメージ低下による自信喪失

 

自己を犠牲にして働くことで、次第に自分に対する尊厳や自己重要感が薄まっていきます。

「誰にも必要とされてないんじゃないか」とセルフイメージが低くなって、自分に自信が持てなくなるんです。
そうなると自己嫌悪に陥ってネガティブな思考回路となり、どんどん負のサイクルへと落ち込んでいってしまいます。

 

 

社会的孤立

 

働くことにストレスを感じない元気な(鈍感な)社畜であっても、そういった体育会系の根性論的なノリは通用しなくなってきています。
すると今までの自分の拠り所としていた価値観が否定され、自分を理解してくれる人がいなくなっていきます。

会社にも家族にも理解されない、なんてことになったら目も当てられません。

よく、ずっとバリバリ仕事をしてきたのに退職したとたんに抜け殻のようになってしまった、という話を聞きます。
ずっと頑張ってきた結果がこれか、と。あまりに哀しい。

 

 

社畜にならないための4つの対策

 

「あ、オレやべえ」って思ったアナタ。
今からでも遅くありません、社畜から脱するために対策を練りましょう。

 

1.「大衆」に飲まれない

 

「赤信号、みんなで渡れば恐くない」なんて言葉がありましたが。
小魚の大群のように、みんなが進む方向へ行けば大丈夫、っていう考え方はもう時代遅れです。

みんなで赤信号渡った結果、みんなしてダンプに轢かれたらどうすんですか。

この考え方こそ思考停止以外の何者でもありません。

 

レビューとかクチコミの評価、人気ランキング上位のものばっかり消費したり、
別に好きなわけでもないのに見栄を張るためにブランド品を身に着けてみたり、
知り合いが勧めるものに無条件に反応したり、
話題だから、ってだけで必要無いモノまで買ったり。

 

そうやって大衆の波に受け身で乗せられているだけではいつまでたっても社畜から抜け出せません。
自分の意見じゃなくて、他人の意見で動いてるわけですから。

要は、ちゃんと自分の目で見て自分の頭で考えましょうよって話です。

 

「自分」っていう軸をしっかり持つこと。
そうしないと、会社や社会にとって都合が良いだけの存在になっちゃいますよ。

 

 

2.成長することを意識する

 

人間、いくつになっても成長できます。

ですけど、どうしても楽な方へ楽な方へと流されてしまうのも人間。
楽な方へ流されてばかりでは、成長なんてできません。

 

社畜でいることは楽です。
指示に従っていればいいし、自分で考えなくてもいい。
昨日までの自分と同じ自分であればいい。

でもそこに成長はありません。

成長の止まった人間は、衰退するのみです。
自分が成長するために何が必要か、考えてみましょう。

 

 

3.社外の人とも関わりを持つ

 

年がら年中、社内の人間としか関わりが無いと、自分の考え方やら価値観、ものの見方が凝り固まってきます。
以前と比べて多様性が重視される世の中で、それでは進歩がありません。

多様な価値観とか考え方に触れて、広い視野を持つことが重要です。

そのためには普段合わない人と会って会話して、知見を広めましょう。
できれば自分と似たような生活をしてる人よりも、全然違う世界に住んでるような人の方がより刺激を受けます。

 

「こんな人がいて、こんな考え方もあるのか」

っていう気づきは、社畜脳に大きなインパクトを与えてくれるでしょう。

 

 

4.お金の使い方を変える

 

お金は「貯めるもの」じゃなくて「使うもの」です。
循環しない経済は悪化の一途を辿ります。

別に散財しろって意味じゃなくて、有効な使い方をしようよって話です。
成長するための勉強代に使ったり、自分の知見を広めるために使ったり。

将来起こるかどうかも分からない不安のために貯金して置いとくよりは、自分がより良い人生を送るために投資することの方がよっぽど健全です。

お金を稼ぐことよりも、貯めることよりも、「使い方」が最も重要なんです。

 

 

 

はい、てことで社畜についてでした。
ドキッとした人は、ちょっと自分の生活を振り返ってみるといいかもしれませんね。

いつの日か「shachiku」なんて英語ができたりしないだろうな…。