どうも、征矢です。
「飽き性でめんどくさがりな性格のせいで、何事も長続きしない…」
ってな悩みを持ってる人は多いです。
最初はやる気満々で取り組んでたはずなのに、いつの間にかそのやる気もどこへやら。
当初のモチベーションはすっかり意気消沈して、全くやる気が起きないと。
誰しも経験あることだと思います。
けど、それが仕事だったり、ダイエットだったりするとなかなか困りもので。
飽き性なことが災いして結果は出ないわ、周囲からの風当たりは強いわで散々なわけです。
じゃあどーすればいいのかと、飽き性を治そうとするも性格はそう簡単に変えられるもんじゃありません。
そもそもの話、飽き性はホントにダメなことなのか?
何かと「悪いこと」として取り上げられがちな飽き性ですが、果たしてそうなんでしょうかね。
ここでは、飽き性な人の特徴や長所と短所、そして飽き性に対する考え方について見ていこうと思います。
目次
飽き性な人の特徴
まず、飽き性な人の特徴について見ていきます。
まあ飽き性な人は多いので、彼らに共通する特徴を挙げてみましょう。
めんどくさがり
めんどくさがりですね。
いや、これは僕含めて多くの人もそうだと思いますが。
ただそのめんどくさがりをどこで発揮するかってのが問題で。
本来やらなきゃいけない仕事だったり、やると決めた掃除とかダイエットで発揮してしまうと結果は悲惨なことになりますね。
誰でも持ってる「めんどくさい」っていう感情をどこで、どんな程度で感じるか、そしてその感情にどう対応するかで結果が変わってきます。
気分屋
その時の気分によって、やる気になったり全然やる気にならなかったり。
これも誰でもあることですが、その波の振れ幅が大きくてムラがあるせいでパフォーマンスにも大きく影響します。
特に飽き性な人は、最初こそめっちゃやる気に溢れてますが、しばらくすると燃え尽き症候群にかかったように急速にモチベーションダウンしていきます。
そしてそのままフェードアウト。
好奇心旺盛
飽き性な人は好奇心旺盛です。
良い意味でも悪い意味でも興味の赴くままに、あっちこっちと手をつけたがる傾向にあります。
そういう意味では行動力があるとも言えますね。
熱しやすく冷めやすい
「コレ良い」と思ったものは一気にのめり込むんですが、その熱い想いが冷めるのも一気。
恋愛体質の人がそうとか聞いたりしますけどね笑
興味の対象がコロコロと変わりやすい傾向にありますね。
飽き性になる原因
飽き性な性格の原因ですが、もちろん「生まれついての性格」もあると思います。
ですがそれ以外にも、外部的な要因によって飽きやすくなることも少なからずあるでしょう。
その外部要因として、「情報過多」ってのが挙げられます。
インターネットが普及してからというもの、簡単にいろんな情報にアクセスできるようになりました。
YouTubeとかTwitterとか、実に多種多様な趣味とか特技を持った人たちがいろんな活動をしてるのが見られます。
ひと昔前までは、そんなことできなかったんですよね。
メディアと言えばテレビと新聞とラジオくらいだった。
なのでみんなが見てるものはだいたい同じで、興味の対象も限られたものだったわけです。
でもインターネットの登場によって、みんなが見るものも興味の対象もバラバラに。
興味の対象が増えたことで、「あっちも気になるしこっちも気になる」ってな状況ができたんですね。
1つの対象を深く嗜むよりも、いろんなものをつまみ食いする傾向が強まったんです。
ちょっとネットで検索してみれば、いろんな趣味情報ブログとか、ユーチューバーの動画とか、SNS投稿とかおもしろそうなのがいっぱい出てくるでしょ?
ゆえに、実際は飽きたわけじゃなくても次の興味の対象が控えてるんで、新しい刺激を求めて興味が移りやすくなってると。
なのでインターネットを利用する人であれば、これは誰にでも言えることなんです。
良いとか悪いとかじゃなく、こーゆー時代背景だってことですね。
飽き性な性格のメリットとデメリット
飽き性な性格にも、メリットとデメリットがあります。
メリット
<知識の幅が広がる>
興味が向いたいろんなものに触れるので、自然とそれにまつわる知識が増えていきます。
深くなくとも、広く知識があれば自分の中に「引き出し」がどんどん増えることに。
なので新しいことを始めるときでも、「これは前にやったあれと似てるな」っていう風に共通点を見つけて応用を効かせられるんです。
例えば僕の例で言うと。
以前に釣りをやったことがあるんですが。
釣りは、当然ですがエサを垂らしただけじゃ魚は釣れません。
魚のいる時間に、魚のいる場所で、魚が好むエサを垂らさないとダメですよね。
釣りをする前にリサーチが必要です。
ブログを書くようになって、「ブログも魚釣りに似てるな」って思ったんです。
ブログだって、ただ記事を書くだけじゃ誰にも読まれないんですよ。
人がどんな情報を欲しがってるか、どうやって検索してるか、何を使って情報を見てるか。
そういったことをちゃんと意識して、リサーチした上で記事を書かないといけません。
過去に釣りをやった経験が引き出しとして残ってて、ブログを始めたときになんとなくですが、その本質を理解できてたんですね。
このように、「釣りとブログ」っていう一見すると全然関係無いような点と点が、あるとき偶然繋がったりするんです。
知識の幅が広がることで、点が増えて別の点と繋がって、新しいことを初めた時に思わぬ閃きや結果を出せたりすることがあります。
<新しい経験が増える>
人生、いろんな経験をした者勝ちです。
なぜなら経験に勝る勉強は無いから。
楽しい経験も苦い経験も、すべては自分の糧となります。
飽き性の人はいろんなものに手を出すので、経験の種類も豊富になっていきます。
ときには失敗することもあるかもしれませんが、それも経験。
その苦い経験を次に活かすことだってできます。
1つのものにこだわる人だと、なかなかこうはいきません。
それはそれでメリットもありますが、今というかこれからの時代ではいろんな種類の経験を持っていた方が確実に有利なので、飽き性な性格でも大きなアドバンテージを持ってることになりますね。
デメリット
<求める結果が出ない可能性が高い>
飽き性な性格の場合、何かに取り組んでも結果が出る前に飽きちゃって、やめてしまう可能性があります。
例えばダイエットの場合、「糖質制限ダイエット」とか「食べる順ダイエット」とか「酵素ダイエット」とか、いろいろ手法があるじゃないですか。
で、ダイエットは普通なら、結果が出るまで中長期的な目線で考えないといけません。
ですけど、飽き性ゆえに結果が出るまで待てず、今試してた手法を諦めて次の手法に手を出しにいくわけです。
で次の手法でもやっぱり結果が出る前に飽きて、そしてまた次の手法…っていう感じで「新しい手法に手を出しては次の手法へ」を繰り返すことに。
結果、いつまでたってもダイエットに成功しない。
これはダイエットの例ですけど、他のことでも同じようなことが言えます。
「求める結果」っていう視点で見た時、これではうまくいきませんね。
<目的と手段が逆になる>
行動には必ず目的があります。
ダイエットなら痩せたい、仕事なら営業成績を伸ばしたい、運動なら上手になりたい、とか。
本来ならその目的を果たすために手段が存在するわけです。
ところが、飽き性な人の場合、その目的と手段が逆になっちゃってるケースが見られます。
どういうことかと言うと。
例えば「副業でお金を稼ぎたい」と思ってたとします。
この場合、目的はお金を稼ぐことで、副業が手段となりますね。
副業っていっても、その手段はたくさんあります。
FXや株式投資、アフィリエイト、ブログ、転売、アルバイトなどなど。
さらにその手段の中にも数々の細かな手法が存在します。
さっき説明したように、結果が出ないまま次から次へと手法を変えているだけでは、当然目的は果たせません。
「目的が叶わないので、次の手法に手を出す」っていうことを繰り返すうちに、いつの間にか「新しい手法を試す」ことが目的にすり替わっていきます。
もちろん本人はそのことに気づいてません。
なんでこうなるかというと、新しい手法に手を出すことを繰り返すうちに、その行為自体が習慣になってきて、自分の中で「当たり前」なことになってきます。
で、当たり前なことってのは、やっていて無意識に心地良いと感じるんですね。
自分でも気づかないうちに「新しい手法に手を出す」っていう行為が「自分がしたいこと」になってきてしまうわけです。
ホントはお金を稼ぐために副業を始めたはずなのに、FXに手を出し、転売に手を出し、ブログに手を出し、と繰り返してるうちに、「次の新しい手法はどれだ?」と探すことが目的になっちゃう。
そして新しい手法を見つけて試すことに快感と安心を感じて、そこから抜けられなくなってしまうと。
もちろん、「お金を稼ぎたい」っていう思いが無くなったわけじゃありません。
けど、それよりも本能的に「新しいことに手を出す」ことを優先してしまうんです。
こう考えると、ちょっと怖いですね。
なのでこれらのデメリットをなんとかするための対処法についてもお話していきます。
飽き性な人には2種類ある
飽き性な人の対処法についてお話する前に。
実は「飽き性」タイプの人間は、2種類存在します。
そのどちらに属するかで、その対処法も変わってきます。
「オレって飽き性なんだよな〜」って思う人は、どっちのタイプでしょうか?
タイプ1:成長型飽き性
このタイプの飽き性の人は、確かに新しいものに興味を惹かれて次々と手を出す傾向にはあるんですが、そこには一定のルールがあります。
それは、「自分で納得のいくまでやってから次に移る」っていうルールです。
とりあえず納得がいくところまでやってみるので、結果が良かろうと悪かろうと、ちゃんと自分の中に経験値として蓄積されていくんですね。
なので次から次へと手を出してるように見えても、ちゃんと自分の引き出しが増えていってるんです。
ドラクエ的に言えば、
「戦士でレベル20まで成長」⇨「僧侶でレベル20まで成長」⇨「魔法使いでレベル20まで成長」⇨…
みたいな感じで、堅実に成長を重ねていってるわけです。
これを「成長型飽き性」と僕は呼んでます。
個人的には、起業家やリーダー気質の人に多いタイプが多いかなと思ってます。
常にやりたいことがいっぱいあって、精力的に活動してる人ですね。
タイプ2:逃避型飽き性
そしてタイプ2。
こちらは、目についたものにすぐに飛びついて、少しかじったらハイ次、ってな感じで、あまり節操が良いとは言えません。
なんというか、「自称、飽き性」なタイプです。
このタイプの特徴としては、「ちょっとやってみて結果が出ないから、または何かしっくりこないから次に行く」感じです。
つまり、てっとりばやく自分の望む結果が欲しいんですね。
しかし残念ながら、自分が思うほど誰でもてっとりばやく結果が出る手法なんて、ほぼ無いわけで。
(あったらめっちゃ話題になってますよ笑)
ダイエットでも副業でもなんでも、結果を出そうと思ったらある程度の努力や検証、下積みは必要です。
ところがそれをしたくない、でも結果は出したい、っていうちょっとワガママな考えなんですね。
なので飽き性って言ってますが、飽きたから次、っていう感覚じゃないんです。
飽きたんじゃなくて単純に現実から逃げてるだけ。
ってことで「逃亡型飽き性」と呼んでます。
この手のタイプは単に新しい刺激が欲しいだけだったり、ノウハウを集めるのが好きなだけだったりするので、それを手にすることで満足感を得ようとしてます。
「飽き性」とは本質的に異なるんです。
こちらのタイプだって人は、ちょっと注意が必要ですね。
改善する方法
んで。
2種類の飽き性タイプを見てきたところで、改善する方法について解説しましょう。
まず「成長型飽き性」タイプの人ですが、このタイプの人は特に改善する点はありません。
だってそれで十分結果を出していけるので。
その飽き性な性格は、悪いというよりもむしろ良い方向に働きます。
もし、仕事とか人間関係において飽き性であることが窮屈に感じるのであれば、きっとそれは自分に合った環境では無いんだと思います。
そんな時は飽き性な性格をフルに発揮して、転職したり人間関係を入れ替えたり、新しい環境にしてみてはいかがでしょうか。
このタイプの人であれば、ちゃんと自分なりに経験を積んで良い環境を見つけられるはずです。
そして問題の「逃避型飽き性」タイプの場合。
こちらは改善が必要です。
でないと、目的を達成することができませんので。
本来の目的を明確にする
まず、自分が達成したい目的は何なのかを再度ハッキリさせることが大事です。
痩せたいのか、仕事ができるようになりたいのか、お金を稼ぎたいのか、スポーツの大会で賞を取りたいのか。
何を成し遂げたいにせよ、その目的がブレることがないように明確にしておくことです。
ブレないためには、「数値化した目標」を立てるといいですね。
「10キロやせる」とか、「営業成績で上位トップ10に入る」とか。
数値化しないで曖昧なままの目標だと、目標に対して自分が今どれくらいの距離にいるのかわかりません。
これから登山しようってときに、登る山の標高が500メートルなのか3000メートルなのかわからないとか、あり得ないですよね。
しっかりと目に見える形でゴール設定をすることが最重要です。
実際に行動を続けてみる
目標を設定したら、行動開始です。
行動する際に気をつけることは、「行動する⇨検証する⇨修正する⇨行動する⇨検証する⇨修正する⇨…」っていうPDCAサイクルを回しながら行うことです。
これをやらないと、自分が目標に近づいてるかどうかが判断できない上に、成長できませんから。
「飽き性だからそれができない」って場合は、検証と修正を他の人にやってもらってもいいし、ルールを緩くしてもいいです。
毎日じゃなくて週1とかにしてもOK。
自分にご褒美をあげるのもOK。
まずはとにかく続けることが必要なので。
いきなり毎日行動しようとしても、正直キツイので逆効果になっちゃうことも多いです。
なのでちょっとずつにして、できる範囲で行動していくようにしましょう。
ほんとに目標を達成したいなら、ちょっとくらい我慢できますよね。
でも中には、「これはほんとにムリだ」ってなる場合もあるかもしれません。
僕はあったんですけどね。笑
お金を稼ぎたくて副業を探してたとき、ネットワークビジネスに出会ったんです。
で、自分もそれをやってみたんですが、まあ合わなかった。
何もかもが自分と合わなさすぎて、1年くらいは続けてたんですが、結局何の成果も出せないままフェードアウトしたことがあります。
いやあ、ほんと辛かったですねぇ。。
もうね、集まりに顔を出すのが辛い。
結果が出てないこともそうだけど、その場の雰囲気とか手法が全く肌に合わないもんだから。
こんな場合は、スパッとあきらめて次へ行った方がいいと思います。
ただし、その場合でも必ず「学び」を得てから次に行きましょう。
うまくいかなかったけど、そこで得られたものは次に必ず活かせる場面がありますから。
行動を習慣化する
飽き性な人に一番すすめたいのが、「行動の習慣化」です。
歯磨きや風呂のように、自然と行動できてしまう状況になれば、いくら飽き性だろうと関係ありません。
「歯磨きが飽きた、もうやらん」なんつってる人もおらんでしょう。
行動の習慣化はある程度時間がかかりますが、やり方は単純です。
ただ行動を繰り返すだけ。
さっき週1でもいいから続けることって言いましたけど、例え週1でも続けていれば、それが習慣になります。
毎週日曜に洗濯することを続ければ、習慣になります。
感覚的には、遅い人でも週1回なら3ヶ月続ければ習慣に、毎日なら2週間続ければ習慣になると思います。
早い人ならもっと早いです。
やっぱり習慣化が難しい場合は、習慣化するまでは「行動することを目標」にしてもいいです。
さっき「目的と手段が逆になったらダメ」って話をしましたが、継続するのが難しいならこの手もアリ。
「日曜日は1時間ジョギングする」とか「毎食野菜を食べる」とか「1日1記事ブログを書く」とか、目標達成に寄与する行動を目標にしちゃいましょう。
(もちろん本来の目的を忘れたらダメですよ)
カレンダーとかスケジュール帳に書いたりして、いつでも目につくようにしておけば忘れることもありません。
これも1つのテクニックとして有効です。
習慣化さえしてしまえば、あとは目標に向かって自動的に行動ができてしまいます。
飽き性だろうが何だろうが無問題。
そこまで行けば、そのまま突き進むもよし、別の手法に切り替えて応用していくもよし。
もはやそこにはかつての「逃避型飽き性」は見られないでしょう。
…ホントは、「自分の好きなこと」をやるのが一番飽き性には効くんですけどね。。
好きなことなら、ずっとでもやっていけるので。
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