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仕事と家庭の優先順位はどっちが上?ストレスなく両立させる3つの条件

どうも、征矢です。

 

仕事と家庭、あなたはどっちを優先させてますか?

 

まあこれについては、どっちに重きを置くかはその人次第。
あとは時代によっても左右されます。

 

ちょっと前の日本だったら

「仕事優先で当たり前!」

ってな雰囲気だったでしょうが、今では

「家庭あっての仕事」

と考える人も多いでしょう。

 

どちらの意見も分かるし、仕事も家庭も大事。
正解なんてありません。

 

でも、生活してるとどっちかを優先させないといけない場面も出て来るわけで。

仕事 vs 記念日
仕事 vs 子供の学校行事
仕事 vs 家族サービス
仕事 vs 家族の病気

などなど、選択を迫られた経験のある人も多いでしょう。

その時、あなたならどうしますか?

 

なんとかうまいこと両立させることはできぬものか…とお悩みの社会人の御方に向けて、
既婚者として一応両立させられてる(多分w)と思っている僕の考えを述べさせていただきます。

ご参考までにどうぞ。

 

 

仕事と家庭の両立はムリ!?

 

世間では「仕事と家庭の両立は難しい」なんて声も聞きます。

 

確かに仕事ばっかりでろくに家にも帰らない人は家庭に居場所が無くなるし、
かといって家庭を優先しすぎる人は職場で居場所が無くなるでしょう。

そんな中で両立させることは可能なのか。

 

仕事が忙しいから家庭のことは後回し!
仕事がどんなに忙しくても家庭優先!

 

どちらの意見もありますが、この2つは真っ向から対立する意見です。

 

「仕事をして給料をもらうから家庭が維持できるんだ」

「家庭があるからモチベーションが沸いて仕事に集中できるんだ」

 

と、まさに「卵が先か鶏が先か」の水掛け論。
不毛です。

 

結局は、その人がどっちにより重きを置いているかどうか。
仕事のが大事なら仕事を優先すればいいし、家庭のが大事なら家庭を優先すればいい。

でも、どっちかに偏ってしまうと両立できない。
だから困ってるわけですね。

 

で、結論を先に言うと、両立はできます。
ただし、それには条件があります。

両立の条件については後で触れるとして、この問題は男性と女性とでもまた変わってくると思います。

僕は男なので、男目線での考えですが。

 

やっぱり男には、家庭を持った以上は

「自分が大黒柱として家庭を支えないと」

っていう意識というかプライドみたいなものが少なからずあります。
奥さんが働いていようといまいと同じ。

 

そうすると、自然と仕事に熱が入らざるを得なくなる。
職場でも残業が増えたり休日出勤したり、飲み会が増えたりすることもあります。
あるいは職場でまわりに家庭のことで仕事を休んだりする人がいない、なんてことも。

ってなってくると、

家庭のことを後回しにしがちになる→嫁怒る→子供は嫁の味方→家庭に居場所が無くなる

というテンプレートが発動します笑

 

さすがに

「男は仕事!女は家庭!」

っていうようなステレオタイプな人は減ってきてますが、仕事での時間の共有が職場の居場所に繋がることも多い。
特に重要なプロジェクトをやってるとか、なかなか思うように家庭に時間を使えないのも現実です。

 

ここでジレンマが発生するわけですね。

家庭を優先させたいけど、帰り辛い。
言い出せない…。

う〜ん、どないしょ。。

 

 

「仕事優先=家庭崩壊」ではない

 

一つ誤解しないようにしないといけないのが、

「仕事優先なのが必ずしも家庭を悪くするとは限らない」

ってことです。

 

仕事を優先するっていうと、どーしても

「仕事に没頭して、家庭を顧みない夫(妻)」

みたいのを想像しがちですが、そんなケースばっかりじゃありません。

 

例えば医療に携わってる人のように、夜勤とか急な呼び出しとか、突発的で変則的な仕事がありますよね。

人の命がかかってるのに、

「今日はいっしょにご飯食べる約束だったじゃない!」

なんて言ってられないわけで。

どうしたって仕事を優先せざるを得ない職種とか状況もある。

 

本人も(恐らく)望んでその仕事に就いたわけだし、家族もそういう仕事だってことを知ってるはず。
そうなら、仕事を優先したって家庭が崩壊するようなことには普通はならないですよね。

 

他にも、共働きの夫婦とか。
お互いがバリバリの仕事人だった場合、お互いに仕事を優先させた方がうまくいくケースもあります。
特にまだ子供のいない場合ですね。

 

「じゃあ何で結婚したんだ」

なんて意見も出るかもしれませんけど、お互い仕事が好きでお互い仕事優先なのが納得できてるなら、
それも1つの家庭の在り方です。

 

 

家庭優先の考えが仕事を効率化させる

 

で、僕個人としては、仕事と家庭のどっちを優先させるかで考えた時、「優先すべきは家庭」だと思ってます。

というのには当然理由があって。

 

「家庭を優先させることで、仕事が効率化される」

からです。

どーいうことかというと、スケジュール管理術みたいなもの。

 

例えばディズニーランドに行くとか、友達と映画を見に行くとか、遊びの予定は事前に入れておきますよね。
で、仕事はそこに被らないようにうまく調整していくわけですが、それと同じ。

家庭の記念日とか子供の学校行事とかは、予め分かってることです。
なのでその日は仕事を入れないように事前に抑えておく。

で仕事の方は休んでも迷惑にならないように、前もって終わらすなり人に引き継ぐなりして万全にしておけばいい。

 

そうすると仕事の段取りを考えて組み立てる必要がありますよね。

これは普段でも同じことで、家族のために早く帰りたいなら、普段から仕事を効率的にこなすようになります。

 

仕事を効率的にこなすようになれば、仕事での評価も上がります。

するとどうでしょう、家庭を優先に考えた結果、仕事の成果も上がると。
これは素晴らしい、まさに両立。

 

まぁあくまでこれは「理論上」の話ですが、無計画に両立を図るより効果があります。
ただもちろんこれだけではダメ。

ムリに両立しようとして、それがストレスとなってしまっては元も子もありません。

 

ストレス無く両立させるには、3つの条件をクリアする必要があります。

 

 

ストレス無く両立させる3つの条件

 

仕事と家庭を両立させるための3つの条件ですが、僕は

 

1.仕事と家庭のバランス

2.意識の共有

3.家族の協力

 

この3つだと思ってます。

それぞれについて見ていきましょう。

 

 

仕事と家庭のバランス

 

仕事だけに偏り過ぎるのも、家庭だけに偏り過ぎるのも良くありません。
何事もバランスが重要。

仕事と家庭のバランスを保つには、「メリハリ」が必要です。

 

家族は家庭にもっと時間を使って欲しいと思ってる場合。
忙しいのにムリして帰るとかじゃなくて、忙しいなら忙しいで仕事に集中する。
帰りが遅くなってもいいし、飲み会が増えてもいい。

でもそれが過ぎたら早めに帰るようにして、家族との時間を増やす。

 

反対もそうで、家庭の時間を重視するあまり仕事が進まなかったり人に迷惑をかけたりだと、職場での立場が危うくなります。
そうなれば評価も下がりますし、職場で居場所が無くなって職を失ったら家庭までエライ目に遭います。
そしたら家族サービスが多かった翌月は仕事の割合を増やすとかして調整する。

 

というように、その場の状況に合わせてバランスを取っていくのが理想ですね。
波線みたいなイメージです。

 

仕事に集中する時は集中して、早く帰れるときは早く帰る。

こうすれば仕事でも家庭でも自分の役割が果たせて、どっちでも居場所が無くなるなんてことは無くなるはずです。

 

 

意識の共有

 

「自分がどういうスタンスで仕事をしてるのか」
を家族間で意識共有しておくべきです。

 

自分は残業・休日出勤も当たり前として仕事してるのか、
飲み会は絶対に断らない男なのか、
それとも何が何でも定時で帰る信条なのか。

それができてれば、家族も「そういう人なんだ」という前提で自分を認識してくれます。

 

「仕事が大好きで、残業ウェルカム。オレはがむしゃらに働きたいんだ!」
って思ってることを事前に家族に共有しておけば、多少家庭のことを後回しにしても大目に見てくれるでしょう。
(もちろんある程度の同意は取っておく必要ありますけどね)

その共有が無いから、

「あの人はいつも仕事ばっかりで、家庭のことはどーでもいいんだ」

と、不和が生じてしまう。

 

これ、意外とできてないことが多いです。
仕事と家庭に対する「前提」がお互いにズレてるせいで、自分も家族もストレスが溜まります。

これが一致してれば、不要なすれ違いを避けることができますよ。

 

 

家族の協力

 

そして不可欠なのが家族の協力です。

仕事がクソ忙しくて残業が続いてるときに、くたくたになって帰宅した途端に

「また残業?ちょっとは家のことも手伝ってよ」

と言われたら、さすがにイラッと来るわけです。

 

そうじゃなくて、

「いつも残業おつかれ様。次の休みはおいしいもの食べに行こ」

って言われたら、また頑張れるじゃないですか。

 

こういう協力を得るには、普段からのコミュニケーションが大事。
特に自分の仕事についての理解を家族に得られているかどうかがカギになってきます。

自分がどんな職場でどんな仕事をしてるのか、忙しい時期はいつで、出張とか飲み会は多いのか少ないのか…。

 

普通は結婚する前に相手の仕事について知ってると思いますが、「家では仕事の話はしない」なんて人の場合は
いつの間にか忘れられてる恐れもあります。
家庭に仕事の話を持ち込みたくない気持ちはわかりますが、最低限は自分の仕事について知っておいてもらわないことには家族も協力できません。

ちなみにうちの場合は社内結婚だったので、最初からある程度嫁が僕の仕事について理解してくれてたってのは大きいですね。

 

で、家族から自分に対しての協力だけじゃなくて、当然自分も家族に協力する必要があります。
時間が有る時は率先して家事をするとか、自分で旅行の計画を立てたりとか。

普段の家族への協力的な姿勢が、仕事を優先させないといけない場合に「しゃーないな」となってくれるわけで。
このへんは「持ちつ持たれつ」ですね。

 

 

まとめ

 

以上をまとめると。

まず、「仕事優先」「家庭優先」どっちが正解とかいったようなものでもないし、どっちが良い悪いといったものでもないのが前提。
その上で、「家庭優先」っていう姿勢でいた方が、結果的に仕事も効率化できておすすめです。

この2つをうまく両立させるためには、「仕事と家庭のバランス」を考えて、家族との前提の共有やコミュニケーションを大事にしましょうと。

 

こうやって見ると、結構当たり前なことです。
けど、それができてないから困ってるわけで。

 

うまく両立できてないと思う人は、ぜひ仕事と家庭の在り方を見直してみるといいですよ。